弊社の台本製本化までの流れについて、ゲームのキャラクターボイス収録(CV音声収録)を例にご紹介いたします。
台本を1つの統括台本にまとめるのは、台本の組み立て方によっては、大変手間のかかる作業になります。
しかし初期段階で、台本を統一化しマスター台本を作成しておけば、収録に役立つばかりでなく、のちの開発リスクを防ぎ、漏れやダブリを防ぐルール付けをするためにも、とても役立つ作業です。
すっきりした統括台本があると、全体のストーリーを見渡したり、ライティング的に伏線を確認するにも役立ちます。
慣れてきたら、台本を作る作業というのも、とても効率的に行うことができるので、クライアント様にはとても喜ばれています。
STEP01
クライアント様よりエクセル等で台本の原本をいただく
エクセルのテキストベースの台本をいただくことが一般的でございます。
多くの場合、場面ごとやキャラクターごとのセリフ等にシート等が分かれていただきます。
STEP02
統括台本(1シート)に全セリフをまとめ、管理をする
いただいた台本から、統括台本を作ります。
統括台本とは、収録が必要な「全キャラクターの全セリフ」が1つのシートに掲載されたものになります。
全体台本と考えていただければと思います。
主にゲームのボイス収録の場合、1つのセリフに対し収録現場において必要な項目として
・納品時のファイルID
・キャラクター名
・トーン・話し方(ニュアンス)
・セリフ
などがございます。
お客様からいただいた台本を、統括台本にまとめ、収録に必要な項目に不足はないか、ご確認させていただきます。
また、統括台本としておまとめすることにより、収録までの期間に当初の台本からセリフ変更等が発生した場合も、ステータス管理することができます。
変更漏れ、収録漏れなどの防止のために、統括台本の作成・管理が必要になります。
STEP03
弊社の台本製本化ツールによって収録用台本を作成
統括台本から、弊社独自の台本製本化ツールを使い、収録用台本の作成を行います。
各キャスト様ごとに作成し、収録用台本を配布いたします。
上記2の必要項目以外にも、案件によっては別の項目が出てくる場合があるかと思いますので、
それらの項目も臨機応変に対応し、収録用台本へと反映、製本化いたします。
具体的な制作内容やご相談など、まずはお気軽にご連絡下さい!